謎のやり遂げた感に満たされるこじま
by 児嶋佐織
こんにちは。テルミン奏者の児嶋佐織です。
前回の続きです。
福島駅に着きました。ここから福島交通飯坂線にのりかえて、飯坂温泉駅を目指します。
東京の曇天をはるか置き去りにして、空はどこまでも高く、風はさわやか。
手袋持ってくるべきだったかな……と、1年ぶりの飯坂温泉の街を、ポケットに手を入れて歩きます。
駅からゆるやかな坂を少し登ったところに、目指すお店はあります。こじまにしては珍しく、ちゃんと、きょうがお休みの日じゃないことも、営業時間も調べてきました。
次の角を曲がると……。ありました!
昨年、福島から帰阪して、のちに気づいておおいに悲しんだ、ちくわパンの名店「わたなべパン店」さんです!
(昨年の記事はこちら)
こじまの大好きな火野正平さんが、自転車であちこち訪ねる番組で訪れていた、あのパン屋さんです。
なぜだか少し緊張しながら、こんにちはーとゆっくりドアを開けると、
ちくわパンたちが迎えてくれました!正平さんがいらしたときの写真も飾られています。
パンを選んでいると、やっぱりちくわパンは人気なのか、お店の方が「ちくわパンは5種類ありますよ」と優しく声をかけてくださいます。
飯坂温泉名物のラジウム玉子パンも買いたいし、ちくわパン5個は多いのでなんとか3つ……のりチーズとピリ辛ごぼう、ツナマヨを選んでお買い物は終了。謎のやり遂げた感に満たされるこじま。
早速、駅前の松尾芭蕉に見せびらかしながらいただきます。
たっぷり入ったツナマヨ、玉ねぎが甘くてしゃきしゃきジューシー!トッピングの焼き込み用マヨネーズもしっかりで、ほんのり甘い生地とちくわとの相性もよく、食べ応えばっちりです。
おいしくてあっという間になくなってしまったので、続けてピリ辛ごぼう。これもきんぴらとちくわが絶妙の歯ごたえで、ぺろりと食べて3つめ……はちょっと間を空けて。
のりチーズは、チーズがごろんと大満足、でもちくわの存在感もちゃんとあって。どれも惣菜パンとしての完成度、かなり高めです。
とってもおいしいちくわパン、正平さんぜひ、自転車でもういっぺん買いにきてね。
と、昨年の涙のご報告から1年、言い出したらしつこいこじまは、ついに!わたなべパン店さんのちくわパンを味わうことができました!
他のこともこんなかんじで頑張れないもんですかね……ほんとに。
まだ続きます!