こじまにとっては大満足のディナー
by 児嶋佐織
こんにちは。テルミン奏者の児嶋佐織です。
前回のつづきです。
車窓の林蒲鉾店さんに盛り上がったのに、立ち寄らず帰ったショックで多少へこんではおりますが、この日はとっても素敵な温泉旅館に宿泊。
ラウンジにある焼酎バーで、おいしい球磨焼酎をいただいてすっかりごきげんに。
米焼酎5種類と、焼酎ハイボールが無料でいただけます。パラダイス!
こじまさん、なんか焼酎飲んでばっかりですね。
そして温泉旅館ですし!豪華なディナーが……。
じゃーん!
え?
さしみ舟盛りとか、鮎の塩焼きとかは??
じつは、この旅館の宴会場で母の中学時代の同窓会が行われていて、そちらで夕食が出るとのこと。
それならこじまは熊本のちくわ調査を!と意気込んで、あえて夕食を付けずに宿泊したのです。
旅館の目の前にスーパー(イスミさん)があり、こちらでちくわ3種類を購入。
お安いちくわと、生食ちくわと、高級ちくわ。
箸休めにきゅうりをかじりながら、食べ比べです。
まずはお安いタイプ、あらたけさんの〈ちくわ味くらべ〉。
ふわふわ!とにかくふわっふわです。
関西のちくわで体験したことのない、やわらか食感。まるでパンケーキのよう。でもぼそぼそしてなくておいしい!
身の中央部分がだいぶ薄くなっていて、神戸のポートタワーみたいな形が面白いです。穴も大きめなので、射込みにぴったり。たまごサラダとか合いそう。
続いて林蒲鉾店さんの〈ひなぐちくわ〉。
お店には寄れなかったけど、林さんの商品はスーパーにたっくさんあります。ちくわもですが、天ぷらの数がすごい!地元で愛されてるんですね。
こちらも身は薄く、穴が大きめのちくわです。
柔らかで、かつ、ぷりしゃきの食感。甘みと塩味のバランスが良く、魚っぽさもしっかり感じられます。
手作業でシーラーを使って閉じてあるパッケージも愛おしい。
「ひなぐ」は「日奈久」と書き、日奈久ちくわは熊本県八代市にある日奈久温泉を代表するお土産です(2021年11月19日のデイリーちくわへ)。
食べながら日奈久ちくわについて検索してみると、「温めたちくわをそのまま、わさび醤油かマヨネーズを少し付けるのが最高」と書いてありました。わー!あっためて食べたかった!
お次はトリの〈馬郡 鯛ちくわ〉。
馬郡(まごおり)蒲鉾さんは、佐賀県のメーカーです。
デイリーちくわでも以前(2023年4月4日)ご紹介していますが、これ、ほんとにおいしいんです。
Kゆきちゃんも「あー!これはおいしかよー!間違いなか」って言ってました。そのままのおいしさを、手軽に味わえる個包装。ワンハンドでいつでも簡単にいただけます。
以前長崎県のかまぼこを購入したとき、そのストロングな食感にびっくりしたのですが、馬郡さんのこちらは優しい風味と食感。お隣の県でも、ずいぶん違うのですね。
と、こじまにとっては大満足のディナーだったんですが、もしこじまが旅館の従業員で、こんなお客さん見たらちょっとひくかも……いや、盛大にひくわ。