「かまぼこ工房 夢鮮館」続々・工場見学

by 児嶋佐織

こんにちは。テルミン奏者の児嶋佐織です。

ヤマサ蒲鉾工場見学レポート、前回のつづきです。
ちくわ製造ラインの第2工場で盛り上がったこじま、つづいては第1工場で盛り上がり。

こちらも、とっても広い工場にたくさんの機械が並んでいます。働いている人が小さく見えるほどの大きな機械たちで何を作っているかというと……。

そうめんのような、細い細いすりみの束が、ななめに巻き取られていきます。
よりよりしてロープ状になったすりみは、色付けして、食べやすい大きさにカッターで切り分けられます。
そう、ここは〈かに風味かまぼこ〉の工場です!
すりみの太さは直径約0.6mm。あのほろっと崩れるかに身っぽさは、こんなに細いすりみを束にすることで生まれるのですね。

カニカマの赤い色は、トマトとパプリカの色素を使っているんだそう。青いフィルムに赤い色素を混ぜたすりみを塗って、先程のロープ状のすりみとひっつけて、蒸してからフィルムを剥がすと、あのおなじみのカニカマになるんです。
ちなみに、フィルムが青いのは異物混入を防止するため。万が一白いすりみに混じっても、すぐ発見できますもんね。

こちらも蒸して冷却、包装の工程をたどって、お店に並ぶかに風味かまぼこのできあがり。
ヤマサ蒲鉾の工場全体で1日に使われるすりみは、約36トン。なんと象9頭ぶん!象にたとえられてもイメージできなーい!

充実の工事見学を終えて、はしゃぎすぎていささか疲れました。敷地内にある〈喫茶 一福〉さんでひとやすみ。

えっ、スイーツもカニカマ??と空目してしまいそうなこちらは、丸ごと凍らせたいちごをスライスした期間限定スイーツ〈いちごおり〉。なんてゴージャス!!

 

いちごおりの後は、名物〈城下町どっぐ〉。アメリカンドッグの中がチーズかまぼこ。ふわふわさくさくで、チーズの風味も良くて、もう1本おかわりしたいくらい。
ちくわも揚げたての天ぷらもたくさん買って、さあ、次は何を食べようかな……と目移りするこじま。

やっぱりこれははずせない!かまぼこのルーツ〈やきたて はもちく〉!
うきうき売り場に向かうと、そこに、こじまがずっと、ずっと会いたかったあの人がいたんです……!

まだ続きます!