「ちくきゅうが、ちくきゅうが売り切れ……!」
by児嶋佐織
こんにちは。テルミン奏者の児嶋佐織です。
先日、大阪は日本橋のタムタムカフェさんで行われた、『電音ハッカーズ!』というイベントに出演しました。もう9回を数える、シンセ周りの人気イベントです。
で、今回はテルミンがテーマで、フェイ・ターンとこじまという、なにわ代表テルミン婦人が演奏。お客様にもお店の方にも盛り上がっていただき、たいそう楽しく演奏いたしました。
で、事前に主催のシンセシスト、うにょ303さんに「当日のお店のフードで、なんかリクエストありますか?」ときかれ、「ちくわあったらうれしいです〜」と答えておりましたところ。
タムタムカフェのちかさんが、〈島根トビウオちくわのちくきゅう〉を用意してくださいました!
お客様から続々とオーダーが入り、てきぱきと調理されるちかさんの手元をみると、ちょっと色の濃いちくわに、きゅうりを丸ごとぎゅぎゅっと押し込んでおられます。
お客様のオーダーされた〈トビウオちくわのちくきゅう〉。おいしそう!これは終演後のおビヤタイムが楽しみです。
こじま 「島根の、どこのメーカーのちくわですか?」
ちかさん「これはええと……コトブキ……?」
こじま 「寿隆蒲鉾(じゅたかかまぼこ)ですか!?」
ちかさん「あ、えっと、そうです (な、なにこのひと?)」
こじま 「あっ、そのちくわなら、こないだ買いました!(写真みせる)」
ちかさん「(ほんとに、いったいなにこのひと……???)」
と、のっけから不審者丸出しのこじまですが、演奏もトークも盛り上がって終了。いよいよお待ちかねのちくわタイム……!と思ったら、なんと、ちくきゅう売り切れてました。
「ちくきゅうが、ちくきゅうが売り切れ……!」と泣きそうなこじまに「ビールのアテにどうぞ」と、ちょっと余ったちくわで作って出してくださる、うれしい心遣い。
他のメニューの、ドライカレーのおむすびやどて焼きもいただきましたが、ほんとにめちゃくちゃおいしい!
タムタムカフェさんはライブ以外にもいろんなイベントを行なっておられて、またお伺いするのが楽しみだねえ、とフェイ・ターンとお客様とともにお料理に舌鼓を打ちまくったのでした。
で、ちかさんは島根出身で、ご実家は民宿を営んでおられるそう。
「地元の小さなメーカーなんですけど、ほんとにおいしくて、民宿の食事で出したらみんなお土産に買っていくんです」というちくわメーカーを教えてくださいました。
それは、田儀屋蒲鉾店(たぎやかまぼこてん)。
ホームページも商品のパッケージも、どことなく海の男感を漂わせています。これはぜひ近々購入してみたい……!
未知のちくわに思いを馳せて、きょうのちくわ、じゃなくてねりもの。
大寅さんの〈笹の香り 笹つつみ〉です。
かまぼこよりもうんとソフトで、はんぺんやあんぺいほどしゅわしゅわしてない、なめらかな食感。包みをほどくとほんのり笹の香りで、涼しい気分に。
オンラインショップには見つけられなかったのですが、もしかして店舗限定?きりっと冷えた日本酒に合わせていただきたい一品です。