これもご縁とありがたく頂戴することにしました。
by 児嶋佐織
こんにちは。テルミン奏者の児嶋佐織です。
こじまは、ちくわラバーになるずっと以前から、中島らもさんのエッセイや啓蒙かまぼこ新聞を愛読していました。
2019年にカネテツデリカフーズの工場見学に伺ったとき、らもさんのご学友であった村上健社長(現会長)にお話を伺うことができて、不思議なご縁をじんわりとかみしめたのを、昨日のように覚えています。
で。中島らもさんといえば、ちくわの狂い投げ。
こじまはちょっと間に合ってなくて、実際に体験したことはないのですが、リリパットアーミーの舞台でちくわを投げていたというのを聞いたとき「なんでもありや……すごい……」と感動しましたね。アーティストたるもの、こうでなければ。
などということを、最近、昔の関西の深夜番組のらもさんのトークを観ながら思い出したりしておりました。YouTubeってなんでもありますからね。
そんなある日。
「ガンジーさんからの贈り物です」というタイトルのメールが届きました。
ガンジーさんとは、花形文化通信の読者の方にはおなじみ、『ベアーズ・クロニクル』の石原基久(ガンジー石原)さんです。
以前こじまに、幼い子どもさんが節分に「ちくわうちー!」と言っててかわいい、というちくわネタを供給してくださった、あのガンジーさんです。
え?こじまになにをくださったの??と驚き、メールを開けてみると、
なんと、中島らもさんが80年代にリリパットアーミーの舞台で着ておられた、ハッピと前掛けだというではありませんか……!!
らもさんが、舞台でちくわを投げていたときの衣装です。
そんな貴重なものをお預かりしていいんだろうか……、と逡巡いたしましたが、これもご縁とありがたく頂戴することにしました。
その衣装が、こちらです。
たまたまこじまが花形文化通信の事務所に伺う前日、ガンジーさんが立ち寄られたそう。これは運命としか言いようのないタイミング。
「洗ってないですが」とのことでしたので、ものすごくちくわ臭かったらどうしようと思ったのですがそんなこともなく。
当日、テルミンのイベントがあったものですから、そちらでも着用して、みなさまにみせびらかしました。
謎に写真を撮られています。
みなさんに「似合う!似合う!」って言ってもらってご満悦だったんですけど、でもね、
いやー、このガンジー石原さんの着こなしには到底かないません。もう、笑っちゃうくらいハッピジェニックですよね……!!
そのうちこじまもこのハッピと前掛けで、テルミンのライブでちくわを投げる日が来るかもしれません。