ちくわに憧れたかまぼこが、擬態してる?

by 児嶋佐織

こんにちは。テルミン奏者の児嶋佐織です。

秋の夜長、家呑みのおともは、やっぱりちくわ。
きょうのちくわは、矢野商店さんの竹ちくわです。

パッケージのデザインがとにかくすてき。
潔い筆文字の「ちくわ」、竹の輪っか、電話番号の(62)番の◯囲み、

そして裏面の文言も、漢字とかなのバランスが絶妙。
もちろんお味も、竹の香りがほんのり、肉厚でしっかり歯応えの、おいしいちくわです。

なんですけどね。
これ、いったいどういうことなのかしら……

ちくわなのに、ちくわなのに、
「焼きかまぼこ」って書いてあるんです……!

実はちくわのパッケージに「蒲鉾」と書かれたものは、結構あるんです。

こんな感じで、お店の屋号が『◯◯蒲鉾店』だったりすると、ちくわや他のねりものにも、「蒲鉾」って書いてあるのはままあること。
しかし。品名に「焼きかまぼこ」って自称してるのは、ちょっとみたことなかったかも。
ちくわと焼きかまぼこの違いって何?と思って調べてみましたが、有力な情報は得られず。もしかして、ちくわに憧れたかまぼこが、擬態してるのかしら。

ところで、「焼きかまぼこ」について調べてるうちに、九州ではさつま揚げ(天ぷら)のことを「つけあげ」と言うことを思い出しました。つけあげ……いったい何をつけるの?と思って調べましたら、なんと沖縄料理の「チキアーギ(チキアギ)」
が語源という説があるんだそう!なるほどー。(「家庭で味わう郷土料理百選」ロケーションリサーチ株式会社

こじまさん、博多のおうどんに乗ってる、カットしてから揚げなおした丸天が大好物なんですよね……。食べに行きたーい。