冷蔵庫内はときどき掃除と点検を

by 児嶋佐織

こんにちは。テルミン奏者の児嶋佐織です。

留守がちなのと忘れっぽいのとで、冷蔵庫にいるちくわやその他の食品の賞味期限が過ぎちゃってることがままあります。
おいしいあいだに食べてあげられなくてごめん……と懺悔しながら、冷蔵庫からオーバーステイのちくわを取り出して、「……ん?まだぜんぜんいけんじゃね?」と思うことがしばしば。
未開封だと、1週間や10日過ぎたものでも、見た目もにおいも、気になるところはありません。

これは、大手パンメーカーさんなどの「賞味期限過ぎてもなかなかカビが生えないのは、衛生管理が徹底しているから、そもそも増えるカビ自体がいない」というのと同じなのでは……?と思い、インターネッツ先生に伺ったところ、こんな資料を見つけました。

ちょっと古いんですけど、平成15年の高知県立消費生活センターさんの『商品テスト報告』(PDF)です。

高知県内で手に入るねりものを、31銘柄テストしています。
土地柄、「すまき」というなにわではなじみのない商品が5銘柄も。
すまきといえば、なにわの子は「簀巻きにして大阪湾に沈め(以下略)」みたいな物騒なことしか思い浮かびませんが(こじま調べ)、高知県のそれは、かまぼこよりもちょっとみずみずしい、おめでたい席などで重宝されるねりもの。食べてみたーい。
参考*高知県土佐町 すえひろ屋さんのすまき

この商品テストか行われた経緯というのが、「購入後使い忘れ、冷蔵庫の中で賞味期限をかなり過ぎた時点で見つけたけれど、特に悪くなっている様子がない。表示はされてないが保存料を使っているのではないか」という高知県の消費者からの報告だったそうで、なるほどそんな考え方もあるのか……と思いつつ、資料を読み進めました。

商品テストの結果、

 未開封のまま1~10℃の家庭用大型冷蔵庫内に放置したとき、賞味期限(消費期限)日から11日目までに変色、異臭、包装内水分の濁り等の異 常を感じた銘柄はありませんでした。更に、賞味期限日(消費期限)から34日目でも異常を感じなかった銘柄が、31銘柄中半数以上の18銘柄ありました。 保存料検出銘柄にも、賞味期限日(消費期限)から34日目に異常を感じたものと感じなかったものの両方が同程度の銘柄数あり、賞味期限(消費期限)を過ぎてからの変化は、 保存料の有無とはあまり関係がないと思われました。

という結論に至ったのですが、そんなら賞味期限自体を延ばしてもいいのでは……?34日目って、1カ月超ですよ?もともと賞味期限は1週間程度に設定されていると思うのですが……。

まとめとして、

冷蔵庫内は時々掃除と点検を行い、賞味期限を目途に(消費期限表示の場合は期限日以内に)食べるようにしましょう。

とのことでした。そうですよねすみませんすみません。気をつけまーす。

冷蔵庫の在庫を確認しつつ、きょうのちくわ。

きょうのちくわ:チクワ星人(こじま画)

PCの古いフォルダを整理してたら、なんか恐ろしい絵が出てきたんです。

2013年の年賀状のように見えますが、実際は2013年8月、広島のライブハウスに出演したときの空き時間に、だらだら喋りながら描いたものだと思われます。

このときは、まだそんなにちくわちくわしてない頃でした。もしかしたら、このチクワ星人に脳にちくわチップを埋め込まれてちくわ民になったのかもしれませんね。こわいこわい……。