伝説のちくわ姫

by 児嶋佐織

こんにちは。テルミン奏者の児嶋佐織です。

奈良県ちくわパン事情、最終回です。

「イズミヤのパンコーナーにもちくわパンがあった」との情報をもとに、近隣の店舗を訪ねましたが、そこは空振り。
すでに輝くちくわパンを手に入れたこじまと塚村編集長は、さほど落ち込みもせず、時間調整に広陵町の「はしお元気村」のマルシェに立ち寄りました。

え……
青空に映える巨大な竹の中から、美人なのにちょっと残念なメイクのお姉さんが!こ、これはいったい??

もしかして……
あの伝説の……
竹からうまれた「ちくわ姫」……!

ちくわ姫(仮)

え、ちくわ姫じゃなかった……?

なんでも、広陵町は『かぐや姫の町』だそうで、この看板のかぐや姫は、漫画家、里中満智子さんが描かれたそう。こっちのかぐや姫はすてきなんですが、このイラストをもとに作られたと思われる巨像のかぐや姫は、ちょっとイメージが違うような……。チーク入れるポイント、間違えてない……?

看板は看板で、「いらしゃいませ」てなんかカタコトっぽいし、キャラクターの説明もひとことも無いので、見れば見るほど謎が深まります。味わい深い、というか、味しかない。

本日のちくわパン探訪、はからずもちくわ姫……いや、竹取物語で有終の美を飾りました。毒を食らわば皿まで、というか、竹輪を食らわば竹まで、といった感じですね。いや、毒でもなんでもないけど。

後日。

きょうのちくわ:マルツベーカリーさんのちくわパン

塚村編集長が、オフィスに向かう道すがら、マルツベーカリーさんに寄ってちくわパンを買ってきてくれました!
みっちりしたちくわフライと、きゅうりが挟んであります。これは意外。
ちょっとオーブントースターであっためて食べると、ボリューミーなちくわフライと爽やかなきゅうりのバランスがよく、飽きずに食べられる不思議なおいしさ!

お店に並ぶ、大人気商品のパピロ。ミルククリームの甘さが懐かしく、軽くふたつくらい食べられそう。

そしてこじま的推しは、あんフライ。
ひとつで1カ月ぶんくらいの油を摂取できそうなヘビーなパンですが、あんこの甘さが絶妙なんですよね……。しかも「AN FLY」て商品名がいい。これでびゅんと飛べるくらいの、カロリーとおいしさです。

マルツベーカリーさんもベーカリーメイさんも、ちくわパンは大人気で売り切れてることもあるので、買いに行かれる方は、電話で予約しておかれることをおすすめします。
それにしても、こんなにちくわがモテモテだなんて……奈良県、あなどれません。