豆腐より安定感ある!?
by 児嶋佐織
こんにちは。テルミン奏者の児嶋佐織です。
ことしも、「針供養」が先週2月8日、関西では天満の天神さんや嵐山の法輪寺さんなどで行われました。
ご存知の方も多いかと思いますが、針供養というのは、日頃の針仕事で折れたり古くなったりした針を、やわらかい豆腐やこんにゃくに刺してねぎらい、裁縫の上達を祈願する、江戸時代(諸説あり)から全国で行われている行事です。
余談ですが、法輪寺さんは電波の神さま「電電宮」があるところです。こじまもテルミンの上達と電圧安定祈願に、毎年伺います。ここのお守りは面白くて、SDカードに虚空蔵菩薩の画像がはいってるやつがお守りとして売っててね……あ、
なんの話でしたっけ。あ、そうそう針供養。
針供養って、とうふとこんにゃくだけだと思ってたんですが、こないだインターネットの竹林を掻き分けていたら、「竹輪針」って言葉を見かけたんです。
なので、季節柄「ほほう、いまどきはちくわにも針を刺して供養するのね。豆腐より安定感あるし、中は空洞だから軽く刺せるし、これはよいではないですか!」
と思ったんです。
思ったんですけどね、よくみたらこれでした。
クロバー「匠」輪針。
「……国内の寒冷地で育つ良質な竹を厳選し、クロバーの長年培った技術をもって自社の工場で一本一本……」
ちくわの針じゃなくて、竹の輪針。タケ。そういやこの針、おうちにあったわ。
打率10割、安定のうっかりできょうのちくわ。
おとといは、なにわでも珍しく吹雪いてました。
寒い日はやっぱり、熱々のちくわ入り粕汁にかぎります。
急にあったかくなったり寒くなったり、だんだん春が近づいてるんですね。みなさま、お風邪召されないように、ご自愛ください。