愚痴入りちくわ 

by 児嶋佐織

こんにちは。テルミン奏者の児嶋佐織です。
おさむうございますね。


この週末、中島らも氏の『ネリモノ広告大全』を読んでました。
雑誌宝島に連載されていた、かねてつ広告『啓蒙かまぼこ新聞』のエッセイを集めた文庫ですが、もちろんネリモノのことは、たまに思い出したようにちょろっと書かれている程度です。

そのたまに、の中に、ちくわ・かまぼこの原料になる「グチ」の名前の由来があったんですが、釣り上げるときに、浮き袋を振動させる音が聞こえるそうで、それがぶつぶつ愚痴を言ってるように聞こえるから、グチなんだとか。
えー!なにそれかわいい……と思ってインターネッツの海を徘徊して調べましたら、どうやら漢字表記もそのまま「愚痴」だそうで……。なんかふびんでちょっと愛らしい。こんどスーパーで愚痴入りちくわ見かけたら買っちゃう。

ぶつぶつ言いながら、きょうのちくわ。
たまに行ってる病院の近くにあるスーパーは、生活圏のスーパーにはない品揃えで、ねりものの種類も豊富。この日もうきうきちくわ探しに。

きょうのちくわ:八水蒲鉾さんのちくわ

八水蒲鉾さんのちくわ。じゃこ天が有名な、愛媛のメーカーです。
やや茶色っぽいのは、昆布パウダーが入ってるから。
昆布のうまみと、優しい歯触り。なんかなつかしい食感で、煮物にしたら、さらにおいしくいただけそう。