TOKIOちくわ事情

by 児嶋佐織

こんにちは。テルミン奏者の児嶋佐織です。

東京におります。

前回のデイリーちくわで、横浜のちくわ事情を探ってまいりましたが、おとなりの東京はどうなんでしょう……関東の民にも、もっとちくわの魅力に気づいてほしい。

そんな思いで、今回も東京のスーパーを巡ってみました。

中野周辺のスーパーを探索。まずはライフへ。

ここもライフのPBと、ニッスイ 、紀文の2社のみ。安定の紀文の竹笛が鎮座。

2軒目、ヨークフーズです。

「練物」と柱に大きく書かれた売り場はあるのですが、無造作においてあるのは見切り品のちくわのみ。どうしたの……このスーパーちくわやめちゃうの??と大粒の涙をこぼしそうになりましたが、なーんだ、おでんコーナーができてて、ちくわもそっちに引っ越してました……。ほっと胸を撫で下ろしましたが、やはりここも、竹笛と紀文、PBのみ。

成城石井はちょっとひねった地方のメーカーおいてるもんね!きっと小田原のちくわもあるはず!
ん?見慣れないちくわ……これはもしかして!とひっくり返してメーカーを確認したら、なんと青森県の丸石沼田商店さんでした。
うーん!ひねりすぎ!!

ここまで来て、さては関東の民、ちくわに興味ないな……?と思いはじめました。そのかわりに、あるものが大量に並んでるのです。
翌朝、浅草のオオゼキに赴き、それを確信しました。
ここはねりものが充実していて、ちくわ以外の天ぷら(さつま揚げ)やはんぺん、かまぼこなども豊富。
そして、やっぱりここにも、アレが大量に並んでいます。
アレとは……そう、カニカマです。
どのスーパーにもたいてい4〜5種類は揃えられていますが、ここは7種類!メーカーも一正、スギヨ、大崎水産……各地のメーカーがずらり。わかりました。

関東は、フランスなんです。

フランスではカニカマが大人気だそうで、なんと年間5万トン強(推定値)を消費するとも言われています。これはほぼ日本のカニカマ消費量を超え、世界1位だとも(Wikipediaをはじめ、いくつかのサイトに記述がありますが、一次情報を確認することはできませんでした……ので、推定)。

そうか!フランスといえばトリコロール!赤と白のカニカマが人気なのもうなずける……

さすが都会のおしゃれタウンはちがう。なにわのスーパーみたいに、きょうのちくわのメーカーをどれにしようか迷ってる場合じゃなかった……。ところ変われば、趣向もかわるものですね。

(注:この記事の各店舗のちくわ事情は、11月某日のこじま訪店時の在庫です)