ちくわパンがないんです……!
by 児嶋佐織
こんにちは。テルミン奏者の児嶋佐織です。
普段なら「穴が開いてて未来を見通せるから縁起いい!」とか、ちくわについてはポジティブなイメージを持ってるのですが、
前回のデイリーちくわのように、ふとちくわに対して、無常観を感じることもあります。
ちくわが内包しているもの、それは「穴」、即ち「無」。
こんなに気安くスーパーに陳列されながら、実は懐に虚無を抱いている……
とか思いながら、特売のいとより鯛入りちくわをカゴに入れたそのとき、「そういや、ずっと前にもこんな気持ちになったことある……」と思い出しました。
で、さがしてみました過去のSNSの書き込み。
2012年11月に
「ちくわの存在とちくわの穴の存在はどちらが重要か。ちくわをちくわたらしめるものは穴であり、また、ちくわが存在しなければ穴も存在しえない。」
こんなこと書いてました。
ちくわのレーゾンデートルを問ういきおい。こじまどうした……
さて、毎年なんでか関西では、夏になるとコンビニでフジパンの「ちくわパン」に出会えるのですが、今年はとんとみかけません。
おかしいな……と不安になってフジパンのホームページ(はこちら)を確認したら、
ないんです……ちくわパンがないんです……!!
この夏をどうやって過ごせばいいのか。落涙滂沱としてやまず。
仕方ないのでコンビニにあるものを魔改造して、ちくわパンらしきものを作ってみました。
セブンイレブンの惣菜パンに、ポテトサラダとちくわの磯辺揚げをはさみました。あっためるととてもおいしいですが、代償行為につきものの虚しさは拭えない……しょんぼり。