ちくわのご加護がありますよう
by 児嶋佐織
こんにちは。テルミン奏者の児嶋佐織です。
ついこないだまで半袖着てたような気がするのに、街はすっかり冬の装いですね。
ことしもあとひと月。クリスマスやお正月のご馳走の準備も、たいへんだけど楽しいものです。
年末年始のネリモノ売り場は、蒲鉾に押されてちくわは肩身がせまいのです。だけど、ちくわだって、ちょっとおめかしすればお節料理の仲間にぴったりなんですよ。
たとえば飾り切り。
縦に半割りにして、両端を落とさずに三等分の切り込みを入れます。ふつうの三つ編みの要領で1つ編んだら、手前から端をひっくり返して穴にくぐらせます。
形を整えたら、手綱ちくわのできあがり。
端を片方だけ繋げて三等分して、はしっこまで三つ編みにしてくるくる巻いて楊枝でとめると、かわいらしい手毬ちくわにもなりますよ。
そしてちくわには、蒲鉾には真似できないアレもできるんです。
そう、お正月には欠かせないアレ……
じゃん。角松です。
きゅうりで松を作って、ちくわの竹を華やかに飾ってあげましょう。春らしく菜の花や、南天を添えてもいいですね。
さあ、これで年末年始の準備はばっちり?
ちょっと待って!
お正月だけじゃなくて、クリスマスにもちくわをぜひ。あの定番の……
そう、ブッシュドノエルです!
どうですか、聖夜を彩るためにうまれてきたような、無駄のないフォルム。
お仕事で忙しくケーキを買いに行けないあなたも、ひとりで過ごすちょっとさみしいあなたも、ちくわブッシュドノエルさえあれば、大丈夫。
年末年始も、みなさまにちくわのご加護がありますように。。。