ちくわの時代

by 児嶋佐織

きょうのちくわ:百年ちくわ

 

こんにちは。テルミン奏者の児嶋佐織です。

最近、そこはかとなくちくわの風が吹いている……いや生臭い風とかそんなんじゃなくて
ついにちくわの時代が来る、そんな予感がするのです。

先日、某SNSでこんな書き込みをみつけました。

「プロテインバー1本 160円
タンパク質10g 脂質10g 炭水化物15g まずい」

「ちくわ3本 88円
タンパク質12g 脂質 2g 炭水化物13g うまい」

「ちくわのパッケージに大きく『タンパク質12g』って書いたらバカ売れしそう」

この書き込みに、「いいね」が5万件以上も付いているのです……!
細々とちくわの良さを訴え続けてきたこじまにとっては、急にうちの子が評価されてうれしいような、きらきらと遠い存在になってしまいそうで寂しいような……いやスーパーに行けばいつでも会えるから、それはないか。会いにいけるたんぱく質。

こじまのデイリーユースちくわ、ニッスイの『まるごとおいしい太ちくわ』のパッケージにも、最近オールブラックス(ラグビーニュージーランド代表、とてもつよい)の写真と「手軽に摂ろう!たんぱく質」の文字が。
ちくわらしからぬいかつさ……と思ったら、ニッスイが『最強の食卓』と銘打って、オールブラックスのグッズなどが当たるキャンペーンをしてたんですね。ぜひワールドカップ決勝で、ちくわを片手に力強いハカを披露するニュージーランド代表を観たいものです。

ハカでプロテインバーを威嚇したところで、きょうのちくわ。

小田原といえば鈴廣、鈴廣といえば小田原、154年の歴史を誇る老舗メーカー、鈴廣さんのちくわ。
先日、東京でライブ(こじまは実はテルミン奏者です)をしたときに、お客さまに差し入れいただいたものです。お仕事で小田原に行かれたときに買ってきてくださったそう。
『百年ちくわ』、塩分控えめで歯ごたえもよく、そのまま何本も食べてしまいそうな、優しいお味。ネーミングもまたすてき。新曲のタイトルにしたい。