ちくわ チクワ 竹輪
by 児嶋佐織
こんにちは。テルミン奏者の児嶋佐織です。
こじまはいつも、ちくわについて書くとき「ちくわ」って平仮名で書いてるんですが、もしかして「チクワ」って片仮名で書くほうが一般的なのかしら……?SNSのリプライいただくときも、みなさんけっこう、チクワって書いておられます。漢字で「竹輪」は少数派かな。
なんか、片仮名でチクワって書いてあると、カジュアルでスポーティな感じですよね。スーツにスニーカーのビジネスパーソンが、ワンハンドで食べながら早朝のオフィス街を闊歩してたり、野外フェスの合間に、ボルヴィック片手に颯爽とチクワをかじる若者たち、そんな光景が浮かびます。
一方、平仮名のちくわは、たとえば教職を引退されたあと、ご自宅で書道教室を開いておられる初老のご婦人のような、物腰やわらかな佇まい。実際「ちくわ」って筆で書くと、ものすごい気持ちいいですし。最後の「わ」のはらいが、とても爽快。
……ってなんの話をしてるんでしたっけ。そう、ちくわの表記に、上記の3つとアルファベット以外ないのかしら、などと思ってインターネッツを放浪しておりましたら、漢字一文字でちくわを表す字があるのですね……!こんなにちくわを愛しているのに、今までちっとも知りませんでした。
ウィキペディアによると、
「ちくわ」と読む国字(和製漢字)として、「魚偏に◎」を1字にした文字がある。この字は『蜀山人 狂歌ばなし』に典拠し、今昔文字鏡や、グリフウィキに収録されている。
……魚へんに◎!!!
たしかに、誰が見てもちくわとしか思えない字です。これなら文字数を節約できて、ちくわへの愛をさらに多く語れるではないですか。早くiPhoneの辞書にも入ってほしい。
ネットの荒波を乗り越えてちょっと疲れましたので、きょうのおやつ。
こじま家定番ちくわ、カネテツ珍比良。いま、いつもの9本いりから、5本増量中でなんと14本いり。スーパーの売り場で手にしたとき、ぎょっとする重さでした。みんなスーパーへ急げ!
珍比良を腹開きにしてKiriのチーズ詰めたら、それはそれはもう、すばらしくおいしいのですよ。まさにマリアージュ……え?知ってた??たまには普通なのもいいの、いいの。