糟糠の妻

by 児嶋佐織

きょうのちくわ:祭の後はいつものちくわ

 

こんにちは。テルミン奏者の児嶋佐織です。

先日、演奏で山口県の萩にいってまいりました。

……え?なんの演奏って?

わたくし日頃ちくわちくわ言うておりますが、毎回冒頭でしつこく書いておりますように、実はテルミン奏者でもありまして。

よくみなさんに「演奏でいろんなとこ行って、おいしいもん食べてくるんでしょう」って言われますが、たいがいは演奏会場と宿泊先しか行くとこないのですよ。夜遅くにビジネスホテルで、コンビニ飯で晩ごはんを済ますことがほとんどです。

しかし萩。ライブハウスの目の前にも一面に美しい海岸が広がる海辺の街です。

これはおいしいちくわに出会えるだろうと、ライブハウスの方に訊ねてみたら、おすすめのメーカーを即答してくださいました。それは、村田蒲鉾店三好蒲鉾

わくわくしながら地元のスーパーに出向くと、あるわあるわ練り物の山!おすすめいただいたメーカーの物もたくさん並んでいます。しこたま買い込んでしまい、夜中にビジネスホテルでひとり、ちくわまつり。いやーおいしかった。。。

そしてたのしい旅も終わり日常が戻ってくるのですが、いつものスーパーで出会う、いつものちくわもまた愛おしいものです。そんな糟糠の妻みたいなちくわで、きょうはさくっとおつまみレシピ。

ちくわときゅうりを輪切りにして、塩昆布をまぶしてさっと和えます。きゅうりは薄くしすぎないように、包丁で適当に切りましょう。塩もみも不要です。

しばらく置くと、塩昆布がなじんでしっとりしてきます。ここにゴマ油を回しかけて混ぜるだけで、あらびっくり!おビヤにも焼酎にも合う、しっかり味のおいしいおつまみのできあがり。

簡単ちくわおつまみで、秋の夜長をごゆっくり。