丑の日フィーリング

by 児嶋佐織

きょうのちくわ:蒲焼き風

 

こんにちは。テルミン奏者の児嶋佐織です。

土用の丑の日、鰻を召し上がった方も多いのでは。最近は「う」のつく長いもの、ということでうどんを食べたり、なすやさんまの蒲焼きを食べることもあるそうですね。
ところで、こじまは鰻がずっと苦手でした。川魚全般もですが、甘いタレも苦手なので、鰻の蒲焼きはもう食べることがないだろうな……と思っていたのですが、「絶対ここの鰻はこじまでも食べられる!間違いない!」とおっしゃるお方に連れて行かれました、とある浅草の鰻屋さん。
注文してからさばいて、じっくり焼いてくださいます。食べられなかったらどうしよう……と不安に思いながら待つこと40分、目の前に現れたうな重は、臭みもなくふっくら濃厚なおいしさで、思わず「たまごかけご飯の味がする……!」と口走ってしまい、お店の大将とものすごく気まずくなりました。そんな味のわからんやつはたまごかけご飯食ってろよ、という視線が痛かったです。

そんな感じで、練り物が苦手な方にもたまに出会います。人によっては「一所懸命練ってあるのが苦手」といって、ちくわはおろか、ソーセージやハンバーグもだめな人も。えー。練り物って当たり障りのない平凡な食材だと思っていたけど、人によっては苦手ポイントもあるのですね……。

鰻苦手なこじまも、きょうは丑の日フィーリングで、蒲焼き風のちくわをいただきます。といっても、甘くしすぎないように、胡麻油で炒めたちくわに、タレは醤油とお酢を同量で。お酢を使うと、醤油の量を減らせるので、塩分も少なくなりますね。ごまをいっぱいふりかけたら食感も楽しくて、ビールもすすみますよ。