のやきちくわってなんですか?
by 児嶋佐織
こんにちは。テルミン奏者の児嶋佐織です。
先日、ちくわについて話しているときに、「のやきちくわってなんですか?」って聞かれたんです。
こじまは自信たっぷりに「端のほうまで、焼き色がしっかりついてるタイプのちくわですよ」とお答えしましたんです。
その次の日。
スーパーへちくわを買いに。売り場には、いつも購入する、島根県 寿隆蒲鉾の〈飛魚入のやきちくわ〉が待っていました。
おまたせーと抱き上げると、ふと視線を感じたような気がしまして。誰……?と売り場を見ると、もうひとつ、並んでいたんです。〈のやきちくわ〉が。
あれ……?この子はちょっと様子が違う?のやきなのに、両端が白い??
きのうあんなにドヤ顔でのやきについて説明したのに、もしかして、こじまの思い込みだった??
慌ててこちらも抱き上げて連れて帰りました。島根県 出雲国大社食品の〈無リンのやきちくわ〉。
帰宅して、インターネットで調べてみても、のやきちくわとは「全焼きのちくわ」など、全体に焼き色がついたもの、との記述があります。たぶん、こじまが間違っていたわけでもなさそう。
そして、出雲国大社食品さんはいくつか「のやき」とついた商品を販売しておられますが、どれも両端が白いので、絶対全部焼き色がついていないとだめ、というわけでもなさそうです。
まあフレキシブルな食品代表みたいなちくわですから、細かいことにこだわらなくてもいいのかしら。
ちなみに、両端が白いちくわは、愛知県豊橋市のヤマサちくわさんが、他の地域の商品と差別化するために両端を白いままにしたのがはじまりとのこと(豊橋商工会議所>広報誌>NewVoice 2019.08 PDF)ですが、
他のメーカーも同じように両端を白くしだしたので、結局それがちくわのパブリックイメージとなった、ということだそう。
もひとつちなみに、端を白く残すには、兵庫県のヤマサ蒲鉾さんでは、ちょっとびっくりするようなやり方で焼いておられました。(2023年7月21日のデイリーちくわ)
どっちもおいしくいただきました、きょうのちくわ。
こじまはサンドイッチを作るのが好きなのですが、ちょいちょいちくわにも活躍してもらっています。
きょうは、全粒粉入りのロールパンに、こんがり焼いたちくわとチーズを挟みました。お肉のサンドイッチくらい食べ応えあるのに、カロリー控えめでたんぱく質がしっかり摂れる、ヘルシーなお昼ごはんになりました。まあ見た目がアレっちゃアレですけどね。ほほ。