おお!同じようなことをしている人がなんとジャマイカに

by 奥田亮

とうとうやってきました。なんか寒いなと思っていたら、本日(18日)初雪が舞いました。例年、11月に一度降って、その後は年明けから本格的に積もり始めます。さて、今年はどんな感じになるでしょう。今年のひょうたん、乾燥はまだ終わっていませんが、氷漬けになる前ここまでできたのは、自分的にはなかなか優秀ではないですか。

さて、今回から何度かに分けて、最近調べているひょうたんバンジョー(Gourd Banjo)について少し記述してみようと思います。ひょうたんバンジョーの存在を知ったのは、バンジョー奏者リアノン・ギデンズにバンジョーの歴史を聞くというYouTube番組でした 。

その中で彼女が弾いているバンジョーの胴体がひょうたん製だったのです(でれろん123)。どうも古い形のバンジョーに、ひょうたんでできたものがあるらしい。それは衝撃でした。というのも、ひょうたん楽器でリュート属(共鳴胴にネックがついた弦楽器)の楽器をあまり見たことがなかったからでした。それが、なんとアメリカにあったなんて!? まあ、浅学故のことではあったのですが。

このYouTube番組では、バンジョーのルーツはアフリカの楽器と紹介されていたのですが、バンジョーってカントリーミュージックのイメージが強くて、ブラックミュージックの真反対にあるようなイメージだし、どういうことなのかなと半信半疑だったのですが、もう少し調べていくと(といってもYouTubeで関連動画を見る程度でしたが)、バンジョーのルーツは西アフリカ ジョラ族の Akontingという楽器だということがわかりました。Akontingは、丸い大きなUFOのような形のひょうたんに牛または羊の皮を張り、棒をブッ挿した2弦または3弦の楽器。セネガルの人がAkontingを弾きながら歌う歌は確かにアフリカ感満載でした。

そんな流れでネットをいろいろ見ていると、インスタグラムに、menziesinstrumentsというジャマイカの楽器メーカーが作っているひょうたんバンジョーが出てきました。(でれろん125)

そのメーカーの作る楽器は、ひょうたんバンジョーだけでなく、ひょうたんバイオリンやハープ状のひょうたん楽器もあり、ちょっとおしゃれな感じに作られていて、おお!同じようなことをしている人がなんとジャマイカにいるではないか、とちょっと興奮しました。日本にもおんなじようなことしてるのが居るよと連絡してみようかなと思ったほどでした(してませんが)。

 

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でも、どうしてジャマイカでバンジョーを作っているのか、不思議ではありました。レゲエでバンジョー使ったりしないしな、と思っていたのですが、ジャマイカは西アフリカからアメリカ大陸への中継地点のようなところだし、そこに古いバンジョーが残っていたとしても必然がありますね。menziesinstrumentsは、ジャマイカの伝統楽器を再興したということなのかもしれません。

もう少し深掘りしていくと、Gourd BanjoとAkontingと共通した特徴をもつ楽器がもうひとつありました。それはやはり西アフリカのひょうたんハープKora。というところで、今週はここまで。続きはまた来週!でれろん。

(1102日目∞ 11月20日)