BBSS株式会社
~インターネット詐欺リポート 詐欺ウォール(R)による検知・収集データ~

インターネット詐欺リポートは詐欺ウォール(R)の検知エンジンを強化するために調査・収集しているインターネット詐欺サイトを分析したレポートです。2025年3月度のインターネット詐欺リポートでは、
楽天カード、りそな銀行のフィッシングサイトが増加している点を取り上げます。

目次:
- 楽天カード、りそな銀行のフィッシングサイトが急増
- 証券系のフィッシングサイトが急増、前月比9倍以上に- フィッシングサイトカテゴリ別構成比
-フィッシング詐欺被害防止のポイント
--サイトを無料診断「詐欺サイトチェッカー」
-2025年3月 詐欺サイト検知率リポート

調査・収集したデータによる分析
■楽天カード、りそな銀行のフィッシングサイトが急増
楽天カードのフィッシングサイトが、前月比約4倍に増加しています。「あなたのアカウントは不正アクセスにより制限されている」「ポイントのプレゼントキャンペーン」など様々なメール文言でフィッシングサイトへ誘導しログイン情報を詐取する手口です。楽天カードでは「本人認証サービス(3Dセキュア)」が提供されているため、設定を行うことが重要です。りそな銀行のフィッシングサイトも前月比2倍に増加しており、「口座に異常な動きがみられる」といった内容で不安をあおりログイン情報を詐取する手口です。


楽天カードのフィシングサイト

りそな銀行のフィッシングサイト

※画像はフィッシング詐欺サイトのイメージであり、本文内容とは関係ありません。

■証券系のフィッシングサイトが急増、前月比9倍以上に
証券会社のフィッシングサイトが急増しています。楽天証券やSBI証券など様々なブランドのフィッシングサイトが作成されています。金融機関や証券会社の対策により、証券系のフィッシングはサイトを乗っ取ったあとに、すぐ現金化することが難しく、ターゲットとしては狙われにくい傾向もありましたが、3月から4月にかけて大きく増加しています。考えられる狙いとしては、乗っ取ったサイトで株の購入や売却を行うことにより、株価のつり上げや空売りなどを仕掛けている可能性もあります。ここまで証券系のフィッシングサイトがばらまかれているのは近年ないため注意が必要です。また証券各社より2段階認証設定を行うよう注意喚起されており、証券口座をお持ちの方は設定を行う必要があります。

楽天証券のフィッシングサイト

SBI証券のフィッシングサイト

※画像はフィッシング詐欺サイトのイメージであり、本文内容とは関係ありません。


■フィッシングサイトブランドランキング
3月度はAmazonが前月に続き1位となりました。20%近く増加しています。また楽天カードやりそな銀行など3月に入り急増しているブランドもあります。ランキングには入っていませんが、ANA、Vpassなども増加しており注意が必要です。




■フィッシングサイトカテゴリ別構成比
3月度はクレジットカードの構成比が下がり、ECサイトや銀行などの構成比が上昇しています。
証券系のフィッシングサイトも2ポイント増加していますが、実数では9倍以上に増加しています。
4月も証券系のフィッシングサイトは増加しているため、注意が必要です。





※5ポイント以上上昇したカテゴリは赤色の矢印になります。※5ポイント以上減少したカテゴリは黄色の矢印になります。


■フィッシング詐欺被害防止のポイント
1.メールやSMSで案内されたURLが正規のURLか確認する
メールやSMSメッセージ上のリンクはクリックせず、事前に登録しておいたブックマークやウェブ検索で正規サイトへアクセスする。 または、怪しいサイトを診断する無料サービスを利用し事前にURLをチェックする

2.個人情報やクレジットカード番号の入力を促すメール・SMSに注意する
クレジットカード会社が個人情報やクレジットカード情報をメール・SMSで問い合わせることはありません。情報入力を求めるメールには対応せず正規サイトを確認してください。

3.ログインID・パスワードの使い回しを控える
複数のサービスサイトで同じログインID・パスワードを使い回していると、フィッシング詐欺によってログインID・パスワードが詐取された場合、他のサービスサイトの不正利用被害に遭う可能性が高まります。被害を最小限に抑えるためにもログインID・パスワードの使い回しはせず、サービスごとに登録内容を変更し管理を行うようにしましょう。

4.セキュリティソフトやネット詐欺専用ソフトを導入する
犯罪者の手口は日々巧妙化しており、今まで意識してきた対策が通用しなくなる可能性があります。日々進化するネット犯罪に対抗するにはセキュリティソフトを導入することも必要です。不審なサイトにアクセスした際に注意喚起を行ってくれます。

■詐欺サイトを無料で診断「詐欺サイトチェッカー」
日々増加するインターネット詐欺、詐欺サイトかどうかをチェックできるサービス「詐欺サイトチェッカー」
を提供開始しました。詐欺ウォールが独自で収集した詐欺サイトのブラックリストと各官公庁から通報のあった詐欺サイトのブラックリストを元に無料で気になるサイトをチェックします。

サイトURL:https://checker.sagiwall.jp/


詐欺ウォール利用者が検知したデータによる分析
■2025年3月 詐欺サイト検知率リポート
詐欺ウォールとは日本人をターゲットにしたインターネット詐欺をブロックする、ネット詐欺専用セキュリティソフトです。従来の検知手法である「ブラックリスト検知」に加え、詐欺ウォール独自のネット詐欺検知エンジンである「ヒューリスティック検知」「AI検知」のトリプルブロックで、ウイルス対策ソフトでは検知困難な巧妙な手口の詐欺サイトを検知します。

詐欺ウォールを開発・提供するBBSSでは、公的機関などとの連携によって収集した詐欺サイトURLを利用し、定期的に詐欺サイトの検知率調査を行っています。2025年3月の詐欺ウォールによる詐欺サイト検知率は84.3%とアンチウイルス機能を搭載したセキュリティ製品各社と比較し高い結果となりました。

<検知率調査概要>
https://www.sagiwall.jp/report/about_report.html

<調査期間>
2025年3月11日、12日

<調査対象URL>
公的機関などから提供された詐欺サイトURL計140件

<調査結果>




■2025年3月 詐欺サイト検知数リポート
2025年3月の詐欺ウォールによる詐欺サイト検知数は14,046,697件で、2025年2月と比較すると、4,504,279件増加する結果となりました※。

※以下記載のアプリバージョン以上の詐欺ウォールを利用しているお客様のアクセス数値を集計Windows版:3.3.0 / macOS版:3.5.0 / Android版1.7.0 / iOS版3.2.0.4


■3月度詐欺ウォール利用者が遭遇している詐欺サイトの傾向
3月度に詐欺ウォール利用者が遭遇している詐欺サイトのTOP3が以下となります。実際に遭遇しているネット詐欺サイトと調査収集しているネット詐欺サイトでは違った傾向が見られます。

1位Apple

※画像はフィッシング詐欺サイトのイメージであり、本文内容とは関係ありません。

3月度は前月に引き続きAppleが1位となっています。利用者が多いサービスのため注意が必要です。

2位JICA

※画像はフィッシング詐欺サイトのイメージであり、本文内容とは関係ありません。

2位はJICAのフィッシングサイトがランクインしています。お金が還付されるといった内容で個人情報を詐取する手口です。

3.位 Yahoo!ニュース(投資詐欺)

※画像はフィッシング詐欺サイトのイメージであり、本文内容とは関係ありません。

3位は前月に引き続き投資先がランクインしています。様々な経済人の投資詐欺のページが作られており注意が必要です。

※本記事に記載の「詐欺ウォール」の対象には、「詐欺ウォール」の名称で提供する製品の利用者のみでなく、他の名称で提供している製品の利用者も含まれます。

■「詐欺ウォール(R) / Internet SagiWall(TM)」について
日本人を標的とするネット詐欺サイトをブロックする、ネット詐欺専用セキュリティソフトです。ウェブブラウザでサイト閲覧中の不用意に悪意のあるサイトにアクセスした場合でも、コンテンツをリアルタイムで検査し自動的にブロックします。ウイルス対策ソフトでは検知が難しい巧妙な詐欺サイトであっても独自のAI検知技術で高い精度で検出するため、ウイルス対策と併用することでユーザーの安全を高めます。パソコンやスマートフォンの利用に慣れていない方でも、簡単に利用でき、サイバー犯罪被害を未然に防ぐことができます。
※詐欺ウォール(R)は、iOS、mac OS、Windows(R)、Android(TM)版を提供しています。

<詐欺ウォール(R) / Internet SagiWall(TM)製品サイトURL>
https://www.sagiwall.jp/

■BBSS株式会社について
ソフトバンクグループにおいて、セキュリティ製品を主軸とするソフトウエアサービスを、ISPや携帯電話会社などの通信事業者を通じて提供しています。サービス提供のみならず、フィッシング対策協議会やその他の社外団体を通して情報セキュリティに関する啓発活動にも積極的に取り組んでいます。一般消費者のサイバー犯罪被害を減らし、よりよいインターネット利用環境を全てのユーザーに提供することで社会貢献を果たしてまいります。

<会社概要>
社名  :BBSS株式会社
所在地 :東京都港区海岸1丁目7番1号 WeWork東京ポートシティ竹芝
社長  :代表取締役社長 兼 CEO 本多 晋弥
設立日 :2006年1月17日
株主  :SB C&S株式会社 100%
事業内容:コンシューマ向けソフトウエア、およびIoTサービスの企画・開発・提供、法人向けライセンス販売
URL  :https://www.bbss.co.jp/index.html
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