国際交流基金
日本の生活・就労場面で必要な日本語コミュニケーション力を養う

 国際交流基金(JF)は、2026年3月31日、日本で生活・就労する外国人のための日本語コースブック『いろどり 生活の日本語 初中級』を公開します。
  
  『いろどり 生活の日本語』は外国の人たちが日本の生活・就労場面で必要となる日本語力を身につけることを目標としたオンライン教材です。2020年に入門(A1)、初級1(A2)、初級2(A2)を公開しました。日本語に加え、日本で暮らすために役立つ知識や文化を学べるよう設計しています。



 公開以来多くのユーザーに広く活用され、2026年2月末時点で、ウェブサイトの累計ページビュー数は約2375万に達しています。
 近年、さまざまな分野で働く外国人が増えているなか、初級2までの学習で身につく基礎的な日本語力だけではなく、地域社会の一員として円滑に生活し、仕事ができる日本語力が期待されています。また、国際交流基金日本語基礎テスト(JFT-Basic)(注)に合格し、訪日・就労を控える人々が、継続的に日本語学習に取り組むニーズも高まっています。
 こうした状況を受け、初級レベルの基礎的な日本語力をさらに発展させるための教材として、このたび『いろどり 生活の日本語 初中級(A2/B1)』を開発し、公開する運びとなりました。
 初中級を学習することで、初級レベルの学習者が、日本での生活に困らない日本語力を身につけ、自立して意思疎通できるようになることを目指します。日常や職場で遭遇するさまざまなコミュニケーション場面を取り上げており、すぐに使える実践的な日本語を学ぶことができます。 

 初中級の制作にあたっては、構想検討から執筆・制作に至るまで約2年をかけました。構想段階では、利用者へのアンケート、国内外の日本語教育専門家や学習者への聞き取りを通して、実際の日本の生活で必要とされるトピックや、外国人が知っておくと役に立つ情報、社会に積極的に参加するために必要となる日本語について議論を重ねました。執筆・制作段階では、実生活で目にしたり利用したりするものの写真などを多数取り入れたほか、実際の街中や日本語教室内の音を収録し、背景音として用いるなど、日本の生活をリアルに表現しました。

 『いろどり 生活の日本語』はウェブサイトで提供しており、世界中どこからでも自由に無料でダウンロードできます。本冊はPDF形式で、印刷して使うことも、タブレットやスマホで読むこともできます。音声はダウンロードに加えて、ストリーミング再生にも対応しています。現在入門(A1)から初級2(A2)まではレベルによって最大20言語で展開しており、初中級(A2/B1)についても順次多言語対応を進める予定です。

公開ウェブサイト:https://www.irodori.jpf.go.jp/

注)国際交流基金日本語基礎テスト(JFT-Basic)は日本の生活場面でのコミュニケーションに必要な日本語能力を測定し、「ある程度日常会話ができ、生活に支障がない程度の能力」があるかを判定するテストです。在留資格「特定技能1号」を得るために必要な日本語能力水準を測るテストとしても活用されています。
https://www.jpf.go.jp/jft-basic/
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