京都表具協同組合
~「温故創新 - Innovation from the past」未来を拓く~

京都表具協同組合(所在地:京都市下京区、理事長:田中 善茂)は、来る令和7年10月18日(土)・19日(日)の二日間、京都市勧業館みやこめっせにおいて、「第70回記念表美展」を開催いたします。
1200年という悠久の時を都であり続けた京都で育まれ、日本の美意識を極限まで追求してきた伝統工芸「京表具」。
本展は、その匠の技と伝統を今に伝える表具師たちの70年にわたる歴史を記念する祭典です。組合創立70周年を迎える本年は、「温故創新 - Innovation from the past」をテーマに、京表具および内装技術のさらなる向上、そしてデジタル事業との連携を通じた新たな市場領域の拡大を目指し、未来を拓く事業変革の先駆けとなることを目標とします。

【開催概要】
名称: 第70回記念表美展
テーマ: 「温故創新 - Innovation from the past」
主催: 京都表具協同組合
後援: 京都府、京都市、京都府中小企業団体中央会、京都商工会議所、近畿経済産業局、一般財団法人伝統的工芸品産業振興協会、京都新聞、KBS京都
会期: 令和7年10月18日(土)~19日(日) 10:00~17:00
会場: 京都市勧業館 みやこめっせ 地階A 展示室(〒606-8343 京都市左京区岡崎成勝寺町90-1)
入場料: 無料

第70回記念表美展ポスター

第70回記念表美展 専用WEBサイト
【温故】伝統の技 京表具の展示古来より、京の絵師や書家は、己の作品を最大限に引き立たせるため、その表装を名のある表具師に託してきました。表具の良し悪しが美術作品の生命を左右するからこそ、美術と文化の都であった京の表具師たちには、最高水準の美的感覚と技術が要求され、互いに切磋琢磨し、長きにわたり「京表具」という揺るぎない地位を築き上げてきたのです



第69回表美展の様子


第69回表美展において、最も高評価を得たアートパネル
【創新】表具師が創るアートパネル

昨年から始まり、大きな反響を呼んだ「アートパネル」の展示ブースを、今回はさらに拡充してご紹介します。
フリーサイズと規格サイズの2種類のブースを設け、京表具の伝統技術と現代アートの融合が生み出す新たな表現をご覧いただけます。

一般来場者の皆様による投票も行われますので、ぜひお気に入りの作品を見つけて投票にご参加ください。投票結果を各自、今後のブラッシュアップに繋げます。




特別展示「黄金の茶室」
【特別展示】黄金の茶室が蘇る!第60回展で多大なご好評を博した「黄金の茶室」が、この70回記念展に蘇ります。

客数限定で恐縮ですが、「黄金の茶室」お茶席体験ができます。(お茶席券は当日販売のみ、有料)日本の伝統的な美意識と贅が凝縮された空間を、ぜひご体験ください。。





【双方向性】お客様相談窓口の設置京表具は、日本の美術が「見られる」ための生命を吹き込まれ、一つの芸術作品として完成するために不可欠な存在です。

掛け軸・屏風・額・襖などの修理・修復には専門的な知識と技術が必要です。私たち京都表具協同組合には、各種専門分野の優れた技術・知識を持つ「表具師」が多数在籍しております。
当組合の修復事業は、単に破損を直すだけでなく、作品が持つ歴史や文化的価値を尊重し、未来へと受け継ぐことを目指しています。

遠方にお住まいの方もメールでの問い合わせにも対応しており、地域に関わらず相談が可能です。お気軽にご相談ください。ご相談・お見積は無料です。



本紙肌裏紙除去


ECサイト「SENSE of 京表具」
【融合】伝統とデジタル技術京表具の新たな可能性を広げるデジタル技術もご紹介します。オンライン上で自分だけの掛け軸をデザインできるWebサイト「表装裂愉しむ-hyosogire.com」や、プロカメラマンによる写真ブース、会期後に公開される公式WEBサイトでのVRツアー、そしてECサイト「SENSE of 京表具」のなど、伝統と最先端技術が融合した取り組みにご期待ください。



【VRツアー】会場にお越しになれない方も「温故創新」の世界を体験!公式WEBサイトにて公開されるVRツアーでは、会場の臨場感あふれる雰囲気や、出展作品の細部に至るまでをオンライン上でお楽しみいただけます。日本の伝統美と革新的な技術の融合を、ぜひ場所を選ばずに深くご鑑賞ください。



第69回表美展VRツアー


第69回表美展VRツアー