ジョルジオ アルマーニ ジャパン 株式会社
12月5日より、ミラノの複合施設 アルマーニ / シーロスにて、ジョルジオ・アルマーニとアルド・ファライの約30年にわたって継続してきた芸術的対話を現在に伝えるエキシビション "Aldo Fallai for Giorgio Armani, 1977 - 2021" 展を開催します。ジョルジオ・アルマーニ、ロザンナ・アルマーニ、レオ・デッロルコのキュレーションによるこのエキシビションは、総合的な想像力の中にその美学の本質を定義した、ユニークなコラボレーションの輪郭を探るものです。
フィレンツェ出身のアルド・ファライ(1943年生)とジョルジオ・アルマーニの芸術的パートナーシップは、1970年代半ばまで遡ります。フリーランスの若手デザイナーであったジョルジオ・アルマーニと、美術大学を卒業後グラフィックデザイナーとして写真に傾倒していたアルド・ファライはすぐに意気投合しました。
アルマーニは、当時の女性の自立とエンパワメント、男性のより意識的に服を着るようになった社会的変化を意識し、着こなしのルールを塗り替え、新しいライフスタイルを創造することを決意。ファライは、アルマーニがイメージするものを、映画的描写やネオリアリズムのヒントとともに定義づけを手伝い、後期ルネサンスやマニエリスムの絵画の響きが融合した、人生を彷彿とさせる深くオーセンティックなミザンセーヌを作り上げました。
モノクロの世界 ー イメージは純粋な創造物でありながら、現実の一瞬を切り取ったものであり、時間を超越した存在です。2人は、観客が自分自身を重ねて見るような場面や状況で、可能な限り最高の人生を描くことを目指しました。コレクションを見せるために考案されたとはいえ、モデルたちの個性に焦点を当て、彼らの存在や生き方を服がさりげなく引き立て、「エレガンスとは、人の目を引くことではなく、人の心に残ることである」というデザイナーの考えを反映しています。
誌面を飾り、広告ビジュアルとなってメディアに大きな影響を与えた、およそ250枚の写真が、2フロアにわたり不規則な順序で展示されています。ある雨の日、パレルモのトーニ・サーカスに集まったときに撮影された虎の子供を抱いた写真。アルマーニ・オフィス脇のドゥリーニ通りの人ごみの中で、明るい未来に向かって真正面から見つめるアントニア・デラッテに扮した若い女性。そして、スタジオで思い起こされるヴェネチア・ラグーン、シャープでグラフィックな影の戯れに変換されたフォロ・イタリコの彫像。創意工夫と知性によって撮影された写真は、身近でありながら驚きに満ちています。
「アルドと仕事をすることで、私の頭の中にあるビジョンを具現化することができました。私の服が色や素材を用いたただの作業で作られているだけでなく、生き方を表現しているのだということを伝えるためです。私にとってスタイルとは、総合的な表現形式。常に流動的で具体的な対話を重ねながら、アルドと私は生活の情景を創造し、雰囲気を喚起し、個性あふれる肖像画をスケッチしました。今日、私たちが行ったすべてのことを振り返ってみると、私自身、これらのイメージが今も放つパワーと、個性のニュアンスを捉えるアルドの優れた能力に驚かされます」とジョルジオ・アルマーニは語ります。
「ジョルジオとの仕事は、自然で継続的な対話と、彼からの絶大な信頼の賜物でした。私たちはともに、個性や人格と結びついたスタイルに焦点を当てることに関心があり、その結果、不変的な魅力を持つイメージが生まれたのです。制作は常に機敏で合理的であり、30年にわたる協力関係を鮮明に記憶しています。シンプルな手法で、特殊効果も使わずに撮りおろしました。だからこそ広く知れ渡ったのだと思っています。」とアルド・ファライはコメントしています。
"Aldo Fallai for Giorgio Armani, 1977 - 2021" 展は、2023年12月5日から2024年8月11日まで一般公開されます。
アルマーニ / シーロス
via Bergognone, 40 Milan, Italy.
www.armanisilos.com
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- 【アルマーニ / シーロス】12月5日より、新しいエキシビション “Aldo Fallai for Giorgio Armani, 1977- 2021” 展の開催がスタート