【P探】プレスリリースを通して世相を探っているような気がする「プレスリリース探訪(略称:P探)」です。
これから夏休みが始まってもおかしくないほどに、まだまだ暑さが続きそうですけど、8月も、もう終わり…。
「始業式の次の日までは大丈夫やな」と僕が夏休みの宿題とにらめっこしていた頃からはずいぶんな年月が経ちました……
……なんてグダグダ言ってると、なかなか“矛(ほこ)”をおさめる気配を見せない猛暑が余計に勢いを増しそうですから、最近の歌みたいにイントロは省いて、もういきなり、このプレスリリースから↓
吹奏楽部の地域移行と物価高騰を追い風に、管楽器レンタル需要が全国で拡大中
「アルペジオ楽器」(高知市)は同社が全国展開している管楽器レンタルサービスの2025年7月度の売り上げが単月として過去最高を記録したことを発表しました。
前年同月比 130%増。
この背景について同社は…
7月から全国で吹奏楽コンクールシーズンが本格化し、短期レンタルのニーズが急増。また、 為替相場や物価高騰により管楽器の購入を控える動きが広がる中、手軽に始められる管楽器レンタルサービスが教育現場や個人の間で選ばれています
と解説しています。
さらに…
全国的に進む『部活動の地域移行』により、学校外で活動する地域クラブや社会人楽団の需要増も見込まれ、同社では複数の教育機関と連携し実証実験にレンタル楽器を提供しています
…とのこと。
「為替相場や物価高騰により管楽器の購入を控える動きが…」というのも気になりますが、とりあえず、それはさておき。
「部活動の地域移行」って、ご存じでしたか、僕は聞いたことがあるような、ないような。
端的にいうと、知りませんでした。
「なんだ、そんなことも知らないのか」という声が聞こえてくるような気もしますが、それはスルーします。
だって、暑いんだもの…と責任はお天気に押し付けて、ちょっと調べてみました。
で、見つけたのが、このプレスリリース↓
どうなる?「部活動の地域展開(移行)」2026年に神戸市などでの完全移行を前に、 田島良輝教授(スポーツマネジメント)が分析する課題、そして部活の未来とは?
「地域移行」は「地域展開」ともいうようです。
大阪経済大学が出した、このプレスリリースによると…
文部科学省は、2023年度から「部活動の地域展開(移行)」を推進。26年度からは「改革実行期間」に入り、休日については、原則、すべての学校部活動で地域展開の実現をめざしています。
「平日の部活動についても推進していく」と掲げているといい、26年度には兵庫県の神戸市や伊丹市などが中学校の部活動を完全に地域へ移行予定だとのこと。
この動きについて同大学人間科学部の田島良輝教授が解説していて…
「部活動の地域移行」の背景には「教員の働き方改革」「少子化によるチーム減少」「指導者の専門的スキル不足」など様々な問題があるそうです。
つまり部活の地域移行というのは学校の部活動の指導を先生から地域の団体やクラブに“アウトソース”することだと理解しました。
田島教授は…
学校部活動の構造的な問題として「活動時間やレベルの選択肢が限られていること」や「就学期によって分断される“輪切り型”スポーツシステム」である点を指摘し、地域展開による生涯型スポーツへの移行が進むことに期待を寄せています
産経新聞によると、スポーツ庁は今月(2025年8月)、東京都内で公立中学校の部活動の地域展開について議論する「産官学連携フォーラム」も開催していました。
夏休みに炎天下の運動場で、水も飲ませてもらえずにウサギ跳びをしていた僕の中学校時代の部活とは世間の情況が大きく変わっているのですね。
そんな変化の波は運動会にも及んでいるようです↓
運動会のアウトソーシングで先生の働き方改革を支援!〜学校のニーズに寄り添うトータルサポートで、子どもたちの未来を拓きます〜

プレスリリースより
プレスリリースを発信した「運動会屋」(東京都渋谷区)によると…
教員の長時間労働是正や安全性向上の流れを受け、部活動や水泳指導に加え、プール掃除や教室のワックスがけなど、多方面で外部委託が進んでいます。
男性教諭も育休を取得でき、教員が休みやすい環境も整い、以前行っていた職員の作業も減少しました。運動会については、「昼食なし午前開催」の学校が増え、学校側、PTAの負担も減りました。
一方で、現場の先生や保護者からは、『リレーくらいはやらせてあげたい』『ダンスを見たい』などの声も上がっています。また近年、安全面の配慮や怪我に対するリスク、保護者からのクレームやSNSでの批判を避けるため、競技の幅も狭まり、運動会を中止にする学校も増えています。現在求められているのは、従来の価値を守りながらも、時代に合った新しい運動会です
…だそうで、
そこで「運動会屋」は…
私たちは、これまで全国で2,300件以上の運動会を支援してきました。その経験を活かし、学校、児童・生徒、保護者、地域が共に感動を分かち合える、安全安心な運動会を提案し、全面的にサポートします
…とのこと。
運動会のアウトソーシングは僕の予想以上に進んでいました。
昭和40年代に僕が通っていた和歌山市内の小学校の運動会は地域の大イベントでした。
「アウトソーシングって何?」という時代。
児童の保護者や、その親類。
さらに小学校の同窓生をはじめとした地元の住民…とにかく誰でもウエルカムなカーニバル状態だった印象です。
そんな大勢のギャラリーを収容するには小学校の運動場では狭かったのでしょう。
学校近くに銀行が所有する大きなグラウンドを借りて会場にしていました。サイズは確か野球のフィールドが2面以上、入るほど。
今なら、お父さんやお母さんが我が子の姿をビデオなどに記録するのが普通なんでしょうけど、当時はフィルム式のスチールカメラを持ってきている方もほとんどいなかった印象…。
一方、そこそこのお金持ち数人が8ミリカメラをまわしていたなぁ。
大人が参加する借り物競走がクライマックスだった気がします。
大人が本気で走って、ころんで膝から血を流す姿に恐怖と感動をごった煮にしたような非日常の興奮を覚えました。
競技エリアを取り囲むようにゴザがぎっしりと敷き詰められて、多くのギャラリーは重箱をつつきながら、ふつうにアルコールを愉しみ、タバコをふかしていたような記憶があります。
今となってはあまりにも現実離れしすぎた光景なので、「あれは夢か幻だったのか」と本気で疑うほどです。
「夢」といえば今シーズンのプロ野球セ・リーグ。
阪神タイガースが球団創設90周年の記念すべきタイミングで優勝街道を独走中です。
相撲にたとえれば立ち合いから一気に相手を押し出す「電車道」状態。
「阪神電車の特急も追い越す勢いやっちゅうねん!知らんけど」という感じです。
8月29日時点でセ・リーグの2位以下の全球団が負け越しという、前代未聞レベルの非常事態。
マラソンでいうのなら2位の選手はトップランナーの背中が完全に見えない。
信じられません…。
ウサギとカメのイソップ寓話のような展開とか、歴史の教科書に掲載必至の超弩級ハプニングがない限りセ・リーグ優勝は確実。
それだけに日本シリーズ出場をかけたクライマックスシリーズ(CS)のことは考えたくない。
「もし3位のチームに負けるようなことあったら…」
古式ゆかしく「クワバラクワバラ」と唱えたくなるような想像なので「そんな縁起でもないことは考えない」という阪神ファンがいるのではないでしょうか?
いや確実にいます。なぜなら僕がそうだからです。
神経質になっているので、テレビの番組表の「CS」という文字にすらドキッと反応してしまいます。
…というわけで、阪神界隈のプレスリリース↓
◆宮本勝浩 関西大学名誉教授が推定◆ 2025年阪神タイガース優勝の経済効果は、全国:約1,084億4,513万円、関西:約976億62万円

宮本勝浩・関大名誉教授
「阪神優勝」といえば、おなじみの宮本名誉教授の経済効果推定です。
で、どうでもいい話ですが、宮本名誉教授は和歌山のご出身で、僕の高校の先輩のようです。
さらに「それがどうした?」という話ですが、「和歌山県のホームページ」によると、体操で2012年のロンドン五輪に出場した田中理恵さんは僕の中学の後輩です。お会いしたことはありません。中学の部活とか、スポーツとかで何か、ちょっとつながるかなぁっと思って書いてみました。
それから↓
阪神タイガース90周年記念ウイスキー発売開始!鼓動を鳴らせ。虎道を進め。

なんで沖縄の酒造会社の?…という疑問は封印します。
ありがとう久米仙さん!
さらに…
【2025大阪・関西万博公式ライセンス商品】「EXPO2025 ミャクミャク 阪神タイガース」コラボレーションアイテムが新登場
↑これは万博が大阪で開かれているのですから、ないほうがおかしいですね。あって当然。疑問の余地はありません。※註:個人の見解です

で、この流れで、はずせない気がしたのがこれ↓
冷凍ビーフン自販機が尼崎に新登場!阪神ファン熱狂のファーム球場そばで販売開始!
甲子園でもなく「阪神ファン熱狂のファーム球場そば」って…。
個人的に無茶苦茶ウケましたが、いかがですか?

プレスリリースより
さてさて…
阪神のリーグ優勝は「歴史の教科書に掲載必至の超弩級ハプニングがない限り確実」と先述しましたけど…
考えてみれば「歴史」って変化があるから成り立ちます。
世の中に何の変化もなければ歴史って記述しようがない。当たり前ですね。
地球単位でもみても地球の元になる惑星ができたザクッと45億年以上前から現在まで変化してきているので「地球史」っていうのが成立するわけです。
さらに生物は生き死にします。
万物流転です。
「ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず」(by鴨長明)
なので変わらない物事があったとしたら、それが不自然。疑いの眼を向けるべきなのかもしれません。
変わらないものがあるとすれば、それは時間も空間も超越したものなのでしょう。
事物の変化を阻むのは無理。
人間のコントロールの及ぶものは、どう変えるか。そして自分がどう変わるか。
「昭和100年」「戦後80年」。
そして「阪神90年」である今年、7月の参院選では変化をめぐっていろいろな対立が鮮明になりましたけどね。
ぼんやりと、そんなことを意識しつつ、尼崎に冷凍ビーフンを買いに行こうかな、と思っています。(岡崎秀俊)