「『この世界の片隅に』から10年―ギガタウン・イン・テラタウン――こうの史代の『漫符図譜』」展が22日から京都国際マンガミュージアム(京都市中京区)で開かれる。
マンガ家、こうの史代さんが「汗」や「涙」など、マンガ独特の表現記号「漫符」をマンガで解説した『ギガタウン 漫符図譜』(朝日新聞出版)を紹介する企画展。同書は国宝「鳥獣人物戯画」に登場するウサギやカエル、サルなどを現代風にアレンジして生まれたキャラクターたちが活躍する4コママンガ集で、会場は、掲載されている原画の展示と、この本で取り上げられた10種類の「漫符」について深掘りしたパートで構成されている。
会期は2019年4月2日まで。休館日は毎週水曜日と12月26日~1月4日、2月4日~8日。無料だが、同ミュージアムの入場料(大人800円、中高生300円,小学生100円)は別途必要。
2月9日には午後2時から対談イベント「こうの史代×竹宮惠子:『マンガ表現論』を超えて」も開催される。
こうのさんは、太平洋戦争中の広島県呉市の日常を描いた「この世界の片隅に」で2009年に第13回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞。この作品を原作として製作され、2016年11月から公開された劇場版アニメーションが話題を集めた。
詳細は同ミュージアムのwebサイトで。