徳島県
見て、聞いて、触れて感じる徳島の木育

 全国で唯一都道府県版の「木育サミット」を行っている徳島県。「木育」についてより多くの方に知っていただくため、令和5年3月12日(日)に「第4回徳島木育サミット」(主催:徳島木のおもちゃ美術館)をイオンホール(イオンモール徳島)にて開催しました。



 徳島県では、県産材の利用を促進し、徳島県の豊かな森林を次世代に引き継ぐため、「木育」を推進しています。

 第4回徳島木育サミットのテーマは「木育を知れば 未来が見える」。子育て世代にも関心を持っていただけるサミットを目指し、教育現場で取り組まれる木育や四国の「おもちゃ美術館」4館の今後について掘り下げるトークセッションのほか、木工体験会や県産材を活用した製品の展示が行われました。



トークセッション「木育で育む子どもたちの未来」

 教育で取り入れられている木育の活動事例やそれぞれの現場が担う木育について教育現場の皆さまによるトークセッションが行われました。


「木に直接触れること」「体験」がキーワードにあがりました。
ファシリテーター
 馬場 清(東京おもちゃ美術館 副館長)
ゲスト
・太田 恵理子(ゆずりは保育園 株式会社ハビリテ 代表)
・谷 陽子(徳島市津田中学校 教頭)
・丸山 稔(徳島県立那賀高等学校 指導教諭)
・湯地 宏樹(鳴門教育大学教職大学院 教授)


トークセッション「四国のおもちゃ美術館の未来」

 来年夏には四国に四館のおもちゃ美術館が開館することに合わせ、それぞれのおもちゃ美術館の特徴とこれからの連携について、各館の館長等によるトークセションが行われました。


「おもちゃ美術館密度」が非常に高い四国。四館のおもちゃ美術館から館長等が集まってくださいました。
ファシリテーター
 馬場清(東京おもちゃ美術館 副館長)
ゲスト
・松崎 美穂子(徳島木のおもちゃ美術館 館長)
・中橋 恵美子(讃岐おもちゃ美術館 館長)
・横田 泰宏(那賀町山のおもちゃ美術館 担当 那賀町役場)
・下八川 久夫(さかわ木のおもちゃ美術館 担当 佐川町役場)

計八名のゲストから熱い想いをお聞きし、改めて「木や森との具体的な関わり、その良さを体感すること」の大切さを実感しました。


木工体験会、木製品展示の様子

 鉋を用いて自ら削り出すマイ箸作り体験会や、木のおもちゃで遊べるブース、県産材を用いた優れた木製品の展示ブースも設けられ、見て、聞いて、触れて県産材の良さを感じていただける機会となりました。

なかよしライブラリー(香川県三豊市)より木のお話
削ると木の良い香り。樹種によって色が異なることもよく分かります。
県内で新たに開発された木製品の展示も行われました。
 今回の木育サミットを契機に、県内で木育に取り組む皆さまや、県外の関係施設とも連携を図りながら、更に「木育」の輪を広げていきたいと考えています。





徳島県の「木育」とは…


 「木育」とは、子どもをはじめとする全ての方々が『木とふれあい、木に学び、木でつながる』取り組みです。


 平成25年に全国初となる「徳島県県産材利用促進条例」が施行され、その中の第15条3で、普及啓発として「木育(県民の生活に必要な物資としての木の良さ及びその利用の意義を学ぶ活動をいう)の推進に努めるもの」と定められています。
徳島木のおもちゃ美術館
 令和3年10月には、徳島県の木育の拠点として「徳島木のおもちゃ美術館」が開館しました。
 見渡す限り木で囲まれた館内では、徳島の自然と伝統文化が県産材でダイナミックに表現され、いつ訪れても大人も子どもリラックスしながら過ごされています。遊びながら、五感を通じて感じる木の魅力をどうぞお楽しみください。

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